「友達がマルチを始めた!辞めて欲しい」「説得したいけど方法が分からない」
マルチ商法は、社会経験の浅い大学生ぐらいをターゲットに、手を変え品を変えで、日々被害者を増やしています。
wachiも友達がマルチを始めたと知った時は、とてもショックを受けたと同時に怒りが湧いてきました。
この記事では、マルチを始めてしまった友達を説得し辞めさせた実体験を元に、3つの説得方法を紹介します。
実際にマルチ商法から早期離脱を成功させた方法が含まれてるので、お困りの方は参考にしてみてください!
こんな人に向けて発信しています!
- マルチ商法やネズミ講に友達がハマっている
- 大切な友達に時間を無駄にしてほしくない
- 大切な友達とのつながりを壊されたくない
マルチからの救出は早さが肝心だよ!
目次
友達にマルチをやめさせる3つの説得方法

やめさせる3つの説得方法
- 論理的に諭す
- 感情的に諭す
- 人間性に訴える
ちなみに、wachiは心理学の専門家などではないため、友人を救うときには全ての方法を試しました。
逆に言うと、そんな心理学とか分からなくても大丈夫な方法ということです。
手あたり次第ってやつだよ!
また、相手に話を聞いてもらうためには、絶対に否定的な態度はとらないように気を付けましょう。
説得する時のポイント
大切な友達だからこそ、できる限り寄り添って、考え方や気持ちは肯定するように心がける
論理的に諭す方法
wachiは自分が数字に少し強いと自信があったので、まずこの『論理的に諭す』を試しました。
具体的に稼げないということを説明するという方法です。
例えば、マルチを始めて達成したい目標となる年収を、本人に具体的に考えてもらいます。
その年収をマルチ商法の還元だと、理想の金額に達するまでにどれだけ会員を集める必要があるのかを計算してあげます。
計算の例
会員紹介で紹介料2万、目標年収500万、会員継続費用1万/月の場合
(500万【目標年収】+12万【会員継続一年】) ÷ 2万 = 256人
256人 ÷ 12【1年】= 21人/月
例の場合は1月に21人、マルチに入会させなければいけません。
この答えを導き出した時点での勧誘した人数を聞いてみましょう。
どんなに上手くいっていても、この人数を超えていることはないでしょう。
超えてたら才能あるから続けていいんじゃない?
まぁ、仮にそのペースで進めていたとしましょう。
この先はもっともっと大変になります。
なぜなら、身近で勧誘したメンバーであれば、同じ会員同士で新規会員を取り合いになるからです。
近年ではグループと称し、活動グループ内で報酬を分け合うシステムもあるようですが、1人辺りの利益は間違いなく下がります。
下がるということは、入ってくれる新規会員のノルマが増えるということです。
ちなみにこの方法は、wachiの友人には響きませんでした。
恐らくですが、自分の一度出した答えを間違っていたと認めることに抵抗があるのでしょう。
論理や理屈では響かないことも残念ながらあるのです。
無駄だと分かってても辞められないことってあるでしょ?
感情的に諭す方法
倫理的に諭すとは対照的な方法になる『感情的に諭す』です。
wachiは正直この分野はあまり得意ではありませんが、方法はいたってシンプル。
マルチ商法という怪しい販売に友達が関わっているのが嫌だと感情を伝えればいいんです。
例≫感情的に諭す
- ○○がマルチをやっていると聞いてとても悲しい
- ○○がマルチをやっているなんて誰にも言えない
- ○○から大切な人が離れていくのは耐えられない
ただただ、あなたの感情を相手に伝えて感情的に揺さぶりをかけます。
これは相手にとってあなたが大切な人であればあるほど効果は発揮されます。
しかし、この方法も友人には響きませんでした。
悲しいな…。wachiの感情的に伝えるは効果がなかったようだ。
小学校からズッ友なんだけどね…
人間性に訴える方法
3つ目の手段、『人間性に訴える』これは友達の人間としての良心に訴える方法になります。
自分がマルチ商法に手を染めることによって、起きる未来を想像してもらうのです。
例≫人間性に訴える
- ○○が誘って、それを信じた人たちが数十万の入会金を払ってマルチに参加するんだよ。
- ○○を信じてついてきた人達を不幸にしてまでお金を稼ぎたいの?
「そこまでしてお金を稼ぎたいのか」ということ伝えていきます。
ただし、この方法を実践するにはマルチ商法の末端は養分になる、という事実を説得される側が理解している必要があります。
マルチ商法の構造上、末端になればなるほどお金を稼ぐことが難しくなっていきます。
自分が誘った人が信用して会員になってくれても、その先々に会員になっていく人たちは搾取対象になるだけです。
wachiはその友人が人のことを思いやれる最高なヤツだからこそ、その人と長年友人としてお付き合いしています。
なのでこの方法に最後の望みを賭けてみました。
その結果、マルチ商法を辞めさせることを成功しています。
残念ながらここまで伝えて「努力が足りない!」だとか「友達の友達は他人だ」とか言う人にはこの方法は効きません。
そもそもそんなことを簡単に言ってしまえる人を、友達として仲良くしたいですか?
そんなヤツならwachiは友達やめるよ
マルチを始めた友達の状況を理解しよう
説得を成功させるためには、マルチを始めてしまった友達は『後には引けない状況』になっていることも理解しておきましょう。
マルチ商法を始めた人の状況
- 会員になるために数十万のお金を使っている
- アップライン(上司)に説明を受け稼げると思い込んでいる
- 良いことをしていると洗脳されている
1つずつ理解していこう
会員になるために数十万のお金を使っている
マルチ商法のほとんどのケースで会員になる際に多額の出費を強いられます。
その方法とは、言葉巧みに『選べるプラン』と提示しつつ、「後々のために利益が多くなるプランにしましょう」と数十万するプランの選択を誘導されるのです。
なぜなら高いプランを選択させることで、その紹介者は『お金を多くもらえる』からです。
もし始めてすぐであれば、キャンセル期間(21日)があるので、加入した日も確認しておきましょう。
20日超えていても勧誘の方法次第ではキャンセルできるよ
アップライン(上司)に説明を受け稼げると思い込んでいる
マルチ商法の勧誘は多くの場合、2対1と勧誘側多い人数でセッティングされます。
良くあるマルチ勧誘の構図
- ( A )紹介者
- ( B )アップライン
- ( C )加入させたい人
説明になれたアップライン( B )の甘い言葉と、それに同調して進めてくる紹介者( A )。
この場合は、紹介者( A )も初めて間もない状況に置かれていることが多いです。
などと、同じ立場として同調します。
加入させたい人( C )と同じ立場として、アップライン( B )の言葉に同調するので、『始めたばかりの( A )がそう言うなら、本当に稼げるかも』と惑わされてしまいます。
本気で『稼げる!』と思っているので、マルチに対しての知識で上回っておかないと聞いてくれないです。
なので、説得するあなた自身が『マルチで稼ぐにはどれだけ大変か』知っておくことが大切です。
劇場型詐欺とかもこれだよね
『良いことをしている』と洗脳されている
マルチ商法の商品は広告宣伝費を削り、商品開発や研究費に回しています。
そのため、スーパーに並んでいる商品と比べて良質なものが作られていると説明を受けます。
良質な証拠として、よく「ベスト○○賞を受賞している」などと表現をします。
確かに特別な賞を受賞していることは事実であることが多いです。
そのため、『自分たちが広めている商品は本当に質が良いもので、広めるのことは正しいんだ』と思っています。
ですが、本当に値段相応の良い商品であれば、今の時代、SNSなどで勝手に広まっていきます。
お金をチラつかせてしか買い手が現れない商品というのは、商品価値と値段設定が釣り合っていないからだと疑問を感じませんか?
マルチでも売るしかない値段ってことだね
友達にマルチをやめてもらうのは甘くない
突然ですが、その友達のためにあなたはどこまで頑張れますか?
マルチ商法についてあなたはどこまで知っていますか?
マルチを始めようと決めて友達は数十万払っているんです。
その強い思いを止めるのは、決して簡単なことではありません。
前述した3つの説得方法は、あくまでも説得のやり方です。
その分野において十分な知識が無いと、そもそも説得力がありません。
あなたは、『マルチ商法』というサービスをやめさせたいのですよね?であれば、詳しくならなければいけません。
説得方法をマスターしたなら次は、マルチ商法についてマスターしましょう。
説得に成功して欲しいからこそだよ
そもそもマルチ商法やネズミ講とは?

やめた方がいいと説得をする本人が、マルチ商法やネズミ講を理解していないと、話をまともに聞いてもらえないで終わることもあります。
中途半端な知識で説得をしても「分からないんだから口出ししないで」と、さらに救出困難な状態になってしまうことも…
「そんなこと言っても、勧誘なんて受けたことないし良く分からないよ」
大丈夫です、安心してください!wachiがマルチ商法について簡単に解説していきます。
ちなみに、マルチというと避けられることを知ってて、『 MLM 』『ネットワークビジネス』と言って近づいてくることが多いよ
マルチ商法は合法、ネズミ講は違法
まずはこのポイントを押さえてください!マルチ商法は合法で、ネズミ講は違法なのです。
特定商取引法 第33条で定義される連鎖取引販売を通称でマルチ商法といいます。
ネズミ講はこの法律で別途禁止されている無限連鎖講というものにあたります。
その違いは商品を販売するという実態があるかないかの違いですが、非常に似ている部分があります。
ネズミ講とは商品はなく会員を紹介し、その紹介料を紹介者とその上の組織が吸い上げていく仕組みです。
マルチ商法の場合は商品があり、商品を販売する目的で接触し、商品の販売や販売員を増やすことでお金をもらうことができる仕組みです。
ポイント
商品があるか無いかが、合法か違法か判断をするポイント
勘違いしないでおくべきことはマルチ商法自体は合法で、ネズミ講は違法ということです。
マルチ商法って悪いことでしょ!なんて言っても「違うから」と返されて終わるから気を付けてね
そして、マルチ商法が違法として騒がれる問題は勧誘方法です。
そこを押さえておくとマルチ商法の勧誘を撃退するのに効果的です。
以下の記事に違法な勧誘についてまとめているので、気になる方はどうぞ!
合法なのにマルチ商法をやめさせる理由
マルチ商法自体は合法なのに、なぜ辞めさせる必要があるのでしょうか?
そこがハッキリしていないと説得も上手くできません。
ただし、あなたの感じるマルチ商法の歪さや肌で感じる不安は正しい感覚と言えます。
なぜならマルチ商法では一部の人しか稼ぐことが出来ない構造になっているからです。
あなたの大切な家族や友人、恋人がマルチ商法を始める理由はなんですか?
本当に良いと思った商品を広めるためならそれは応援してあげても良いかもしれません。
しかし、現実は違います。
ほとんどの人がお金が稼げて自由な生活、ゆとりのある生活ができるとそそのかされて会員になっています。
お金を稼ぐことが悪いと言っているのではありません。
お金が稼げないのに、あたかも簡単に稼げると錯覚させていることに悪意を感じるのです。
稼ぐことが目的なら絶対に手を出しちゃいけないよ
マルチ商法が稼げない理由
マルチ商法が稼げない理由
- 会員を増やせない
- 増やしたところで稼げない
- 稼いだところで自由に使えない
マルチ商法が稼げない理由について1つずつ解説します。
会員を増やせない
あなたも知っての通り、マルチ商法の勧誘なんてみんな受けたくないんですよ。
マルチ商法のことを全く知らない人でさえ怪しいと近づかないものです。
なぜなら、日本のニュースやネットの情報、SNSなどマルチ商法で被害にあった人たちの声が出回っているからです。
ただでさえ真っ当な商品やサービスでも顧客を獲得するために大変な努力や苦労をします。
なので、最初からかなり警戒されているなかでビジネスをするほど、ストイックなことはありません。
普通に無理ゲー
増やしたところで稼げない
『増やしたところで稼げない』については、マルチの構造そのものの問題になります。
会員になって新規会員を紹介、その会員がさらに紹介することによって、紹介料がネズミ算式にお金が入ってくる仕組みです。
この販売形態には、紹介料が目当てのためリピーターは産まれにくく、継続した収入効果はほとんど期待できません。
もちろん会員が商品を買えば、その内の何割かは入ってくるでしょうが、それは末端になればなるほど微々たるものです。
また、マルチ商法では商品を買うだけの会員が存在しますが、ほとんどの場合は、紹介料目当てに紹介者側に回るように誘導されます。
wachiの都道府県に某有名マルチ組織がありますが、年収300万を超えてるのはトップ3だけでした。
まともに稼げるのはトップの数%です。
それ以外の会員は養分でしかないということです。
会員数が何万といる中でトップに入るほどの実力があれば、他で十分に稼ぐことができるでしょう。
その熱量でまともに働けばもっと稼げるよ
稼いだところで自由に使えない
これはもう闇です。
この異様な販売モデルだからこその、自分の下についた会員に向けて「頑張れば自分みたいになれる!」とアピールをする必要があります。
必要以上にブランド品を買い、旅行に行き、高級車に乗る。
一見、なんだ理想の暮らししてるじゃんと思えますが、実態は自分の財産以上を費やしているのです。
wachiにはこれ以上語れないので、興味のある方は以下のYouTubeをご覧ください。
YouTubeで実際に大規模なマルチ商法のトップ数%になった人の体験談です。
稼ぎたいって目的でやることではないってことだね
まとめ:マルチ商法を理解し、やめさせる方法を実践しよう

マルチを始めてしまった友達に、どうにかやめてもらうように説得するためのまとめがこちら。
まとめ
- マルチ商法を理解していることを相手に示す
- 説得は論理的、感情的に諭し、人間性に訴えるの3つで行う
- キャンセル期間(20日)があるので早めに会う
ちなみに、あまり距離感の遠い知人とかに試しても、効果は期待できないかもしれません。
wachiが実際に辞めさせることができたのは、本当に助けたいと心から思える大切な友達だったからです。
「ネットワークビジネスを始めたんだけど、wachiに相談したい」とマルチ商法を始めたと知りショックを受けました。
それからというものの、恐らく本人の数十倍はマルチ商法について勉強しました。
その結論が、絶対に手を出すべきではないということです。
社会経験の少ない大学生や20代前半が、主にターゲットにされています。
くれぐれも大切な人とのつながりを、しょうもないことで失わないようにしてほしいと心から願っています。
個別相談したいや記事の内容で疑問点がでてきたって方は、当ブログのコメントかTwitterからDMでご連絡ください。
マルチ商法を合法的かつ健全に活動されてる方には、気分を良くされない内容で申し訳ないと思っています。
みんなが正しく理解し、「こんなはずじゃなかった」と後悔しないようにという外野からの一意見として受け止めて下さると幸いです。
では、マルチ商法から友達を救う方法は終わりっ